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突然変異の「白い生き物」が注目されるのは?

 

福井県若狭町で白いツバメが発見されました。

 

福井新聞ONLINEが伝えるところによると、

介護施設に飛来した白いツバメが巣を作り

住み着いている、というもの。

地元の人は「縁起がいい」と歓迎しています。

 

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www.fukuishimbun.co.jp

 

白いツバメは特徴であるくちばしの下の赤い部分がありません。

 

 

 

普通のツバメは頭、顔、背中の羽は黒で腹は白。

くちばしの上のひたいと、下の喉の部分は赤い色をしています。

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 このように色素が無くなり、白くなる生き物の種類のことを

白変種といいます。

突然変異により、色素の減少し、体毛、羽毛、皮膚などが

白化します。

 

 

「突然変異」は、突発的に遺伝子に変化が起こるもので

有色の個体から、白が生まれる確率はかなり低くなります。 

とてもめずらしく、見つければ、大発見になります。

 

 

 (白クジャクも突然変異で生まれた)

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そして人間は昔から、そのような生き物を

神聖な物として崇めてきました…。

 

 

 

 

突然変異とは別に、生き物が住む環境に応じて変化する

「適応的突然変異」というものもあります。

生き残るために環境に適応し、変化したものです。

しかし、これは自然のものであって

生き物の進化によるものです。

 

 

 

 

 

 

一般に自然界で起こる「突然変異」の原因としては

人間が自然界にまき散らす化学物質により、

DNAが損傷することが考えられます。

 

白く変化したのは、色をつかさどる染色体の一部が失われたためです。

それにより、黒ばかりの個体の中に白が生まれる、ということが

稀に起こります。

さらに染色体が異常を起こす場所により

個体の変化する部分も変わってきます。

 

 

 

突然変異で生まれた「白い」 個体は

子供も白くなるのかといえば、そうではなく、

遺伝子上に「白」が組み込まれないため

次に生まれる子供は白ではない場合がほとんどです。

 

以前から、突然変異で生まれたものは弱いと

いわれてきました。

軟弱なものが多く生命力も弱いのです。

しかしながら、「色」の部分だけの変化であれば

無事に生き延びる確率も高くなります。

 

この白いツバメのニュースが伝えるところでは、

つがいで元気に巣作りをしているようなので

色以外に体には異常はないようです。

 

地元ではこのような白いツバメは

1年に1件程度の割合で報告があるといいます。