京都に意外な第一位…パン?
日本の古都、京都。
イメージするのは、昔の街並み、習慣、風習が残る
伝統ある街……
傍から見ると、京都は「和」、のイメージが強いです。
でも、そこに住んでいる人たちは思ったよりも洋風。
なぜか、京都市は、1世帯当たりのパンの消費量が
全国1位です。
京都にパン?
意外な組み合わせで不思議ですね。
なぜ、京都でパンが好まれるのでしょうか?
はっきりした理由はないのですが
どうやら、京都は昔から流行に敏感で、
昔から最先端をリードしてきた結果だというのです。
明治時代に神戸に西洋人が住み、
パン作りが盛んになり、
それを学んだ職人が京都に店をたくさん開き
今に至る、ということです。
もともとは神戸市が一位を保ってきましたが、
最新のデータでは、京都市が一位になりました。
ちなみにパンへの支出が多いランキング
(2014~2016年平均統計、総務省調べ)は
http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm
1位 京都市
2位 神戸市
3位 堺市
関東地方は上位にはありません。
外国の新しいものを、昔から積極的に取り入れた関西に
今も根強く残っています。
パン好きな人が多い京都市では
「パンフェスティバル」というものが開かれています。
いろいろな店が出店するので、
地元の人にはとても人気があるようです。
そんな京都市なのですが、その他に何が一位なのかというと、
コーヒーの支出金額は京都市が一位。
ちなみに紅茶は神戸市が一位です。
和生菓子の出荷額は、京都市が一位。
洋生菓子(カステラ、ケーキ、ゼリー、プリンを除く)は
神戸市が一位。
和生菓子分野では京都市が、一位というのは京都らしく、
洋生菓子では神戸市が一位というのも神戸らしく、
すんなりとそうだろう、と想像はつきますが、
パンの消費量で京都市が一位、というのは驚きです。
それと、牛肉への支出が一位も京都市。
これもまた意外ですね。
お金持ちが多いのでしょうか?
うらやましいです。
京都は不思議な街です。